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【禁聞】駐外国大使43人を動員 日本批判の輿論戦展開

2014年01月19日

【新唐人2014年1月19日付ニュース】安倍首相が去年の暮れ、靖国神社を参拝してから、中国当局は40人以上の駐外国大使を動員して国際社会で輿論戦を発動し、日本の軍国主義は「ヴォルデモート卿」であると大々的に批判しています。これに対し、評論家は、周永康元政法委員会書記のスキャンダルが絶えない時期に日本批判を大々的に展開するのは、人々の視線をそらすためだと見ています。

 

2014年10月、アジア太平洋経済協力会議(APEC)非公式首脳会議が北京で開かれます。中国当局は12月に靖国神社を参拝した安倍首相の参加を歓迎しないと声明の中で表明しました。官製メディアや中国の駐外国大使らの安倍首相に対する皮肉や批判もエスカレートし始めました。

 

官製メディアによると、1月13日夜までに、国連代表、欧州連盟使節団団長、各国の中国大使、総領事、特派員など計43人が安倍首相の靖国神社参拝に対する批判を展開。

 

「京華時報」によると、11日現在、中国駐外国大使40人以上が、所在国のメディアの取材の際や、座談会、記者会見または公の場で安倍首相批判を展開しました。

 

北京の時事・政治ウォッチャーの華頗(かは)さんは、これらの駐外国大使が所在国の言葉を使って輿論戦を起こす事で、「アメリカと西側諸国は日本を警戒している」とのシグナルを発するためだと分析します。

 

北京時事・政治ウォッチャー 華頗さん

「その意図は各国に第2次世界大戦時に日本がやった事を思い出させ、日本を警戒するよう呼び起こすためです。つまり『米国や西側諸国は日本を放任してならない、日本につけられている鎖を全部解くと、西側にも災難が訪れる』と警告したいのです」

 

全世界に及んでいるこの輿論戦は、劉暁明中国駐英大使によって火がつけられました。劉大使はイギリスの「デーリー・テレグラフ」に寄稿し、日本を「ハリー・ポッターシリーズ」の「ヴォルデモート卿」になぞらえました。引き続き、中国外務省の華春瑩(かしゅんえい)報道官も記者会見の際、「日本の魔性は変えられない」と非難しました。

 

1月6日、林景一駐英日本大使も「デーリー・テレグラフ」に寄稿し、靖国神社参拝は戦争で亡くなった人への敬意を示したものだとし、「戦犯を尊重したり、軍国主義を称賛するものでは決してない」と主張しました。

 

また、「中国がもはや存在しない70年前の軍国主義という亡霊を呼び出し続けることをやめ、前へ進むことを、私は期待している」と述べました。

 

時事評論家 林子旭さん

「人類の歴史から本当に「ヴォルデモート卿」を選ぶのなら、共産党とファシスト政権が相応しいでしょう。共産党とファシストの前では、「ヴォルデモート卿」も震えるでしょうから。ファシストと軍国主義の復活は平和を愛する人なら、誰も望みません」

 

台湾の「聯合報」は、中国が繰り広げているこの輿論戦は、元駐日本大使で「日本通」と呼ばれる外務省の王毅大臣が画策したもので、靖国神社参拝事件を借りて、日本が尖閣諸島を窃取したことを強調するためだと報じました。

 

尖閣諸島が2012年9月に国有化されてから、日中関係はさらに厳しくなり、両国がそれぞれ警備や軍隊を強化したほか、去年10月、中国が東シナ海防空識別圏を一方的に設定し、日中関係をさらに悪化させています。

 

時事評論家の林さんは、今回の輿論戦は表面上では中国当局の日本に対する政策の変化に見えるものの、本当の目的は人々の視線をそらすためだと考えます。

 

時事評論家 林子旭さん

「周永康に関する情報が飛び交っており、中共内部で熾烈な闘いが行われています。各種スキャンダルが権力闘争とともに、次々明るみに出ています。中共は国民の視線が自分に集中するのを望みません。日本の靖国神社参拝がちょうど中共に視線をそらす機会を与えました」

 

林さんは、中国共産党は息継ぎをするために、ナショナリズムを利用して世界的な輿論戦を発動し、人々の視線を日本に向けさせていると分析します。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/01/16/atext1044744.html (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)

 

 

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